2024.12.1
今日の聖句から教えられることは、イエス様は神様に対して、人に対していつもでもまっすぐに向き合う方だということです。
イエス様はユダヤ人とローマ人から裁判を受けている時、何も答えなかったと聖書は記しています。でも大祭司の質問にははっきりと答えました。
❶マタイ26:63―24
イエスは黙り続けておられた。大祭司は言った。「生ける神に誓って我々に答えよ。お前は神の子、メシアなのか。」イエスは言われた。「それは、あなたが言ったことです。しかし、わたしは言っておく。あなたたちはやがて、人の子が全能の神の右に座り、天の雲に乗って来るのを見る。」
これを答えたら死刑なってしまう。ごまかすことも、黙秘することも出来た。でもイエス様は神様の事をごまかしたり、黙っていたりは出来ない。それはイエス様にとって何よりも大事な事だからです。
大切なものには嘘をつかない。かっこいいです。そういう生き方が出来たらと願います。アメリカに行った時、これはいいなぁと思った事は自分の家族を人前で誉める事でした。「すばらしい坊ちゃんですね」と言われたら、「はい。本当にそうなんです。最高の息子です。」と答える。能力や才能ではないのです。誰かと比べる必要もない。日本は自分や家族の事を卑下します。それも文化です。でも大切なものにまっすぐでいいのではないかと思っています。だから「日立教会は素晴らしい教会ですね。」と言われたら「はい。ありがとうございます。その通りです」と答えます。
同じように、神様は私たちに対してもまっすぐに向き合って下さっていると信じる事ができます。それは私たちの事が何よりも大切だからです。私たちはダメなところも、足りないところもいっぱいある。旧約聖書のイスラエルと同じように、神様を悲しませるような事をしているのかも知れません。でも神様はイスラエルにこう語り掛けました。
❷イザヤ41:8-10(新改訳2017)
だがイスラエルよ、あなたはわたしのしもべ。わたしが選んだヤコブよ、あなたは、わたしの友アブラハムの裔だ。わたしはあなたを地の果てから連れ出し、地の隅々から呼び出して言った。『あなたは、わたしのしもべ。わたしはあなたを選んで、退けなかった』と。恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。
聖書にサタンが出てきます。「告発する者」という意味だそうです。この人は失格者だ。この人はダメだ。この人は過去にこんな罪を犯している。サタンは私たちを告発するのです。でもイエス様は私たちにこういうのです。
❸ヨハネ15:16
あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。
神様はサタンに対しても誰に対しても、胸を張って「私が選んだ」とまっすぐに言って下さっています。自慢の子どもだと言って下さる。イエス様が選んで下さった。それだけで心が満たされることが出来ます。
イエス様は神様から愛されていることも否定しませんでした。「父は子を愛して」という聖句がありますが、この愛してという言葉は聖書で有名なアガペーではなくてフィリーという言葉が使われています。アガペーは無条件の愛を表します。神様の愛と言われます。フィリーは、可愛くて仕方ない。頬ずりしたい。目に入れても痛くない。という親バカという意味の愛。イエス様は神様に溺愛されている。特別に愛されている。親バカなくらい愛されているとのろけているのです。どんな苦しい目に遭っても、父なる神様の愛を疑う事がなかった。イエス様はどこに行っても、誰に対しても、私は神様からえこひいきされている。特別に愛されていると触れ回っていたのだと思います。
私たちも、守るべき大切なものを持っています。私たちの戦いは守りの戦いです。イエス様への信仰を守る。信仰の強さとは私たち個人の強さではなくて、神様との信頼関係の強さです。だから私たちの体が弱くても大丈夫なのです。今、どんな状態にあったとしても、信仰が無くならないように、神様の愛を信じられるように励まし合っていきましょう。
❹Ⅰコリント15:58【新改訳2017】
ですから、私の愛する兄弟たち。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは、自分たちの労苦が主にあって無駄でないことを知っているのですから。
今週も主のわざに励むことが出来るように主からの恵みと力を祈り求めましょう。
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